敷島印刷株式会社
サイトマップ/お問い合わせ
トップ > 会社の取り組み >  水なし印刷のご提案

1993年にアメリカで非営利の地球環境保全団体WPA(Waterless Printing Associaion=水なし印刷)が発足したのを皮切りに、ヨーロッパでもEWPA(European Waterless Printing Associaion)が発足。続いて日本ではWPA日本支部JWPAが設立されました。WPAは「水なし印刷」を奨励し、世界に環境保全運動を展開する組織で、印刷会社や機器・資材メーカー、官公庁をはじめ、広告代理店一般企業などが会員として参加しています。このWPAでは世界からの強い要望を受け「水なし印刷」認証マーク(バタフライマーク)を規定しました。環境保全に積極的に取り組み、高品質の印刷物を製造する印刷会社の証として、また印刷物の証明としてのみ、このマークの使用・表示が許可されています。地球環境への関心が高まるなか、環境に配慮したこの印刷技術は21世紀型の環境対応型印刷として、注目を集め世界中へ広がっています。

従来までの印刷では、インク(油)と湿し水(水)の反発を利用する構造になっており、印刷時に大量の水を必要としてましたが、「水なし印刷」では、湿し水の代わりにシリコンゴム層を使用するので水を必要としなくなりました。そのため有害な廃液も出ることはなく、印刷の網点が水に滲むことも無いので、高精細印刷が可能です。

オフセット印刷は印刷時に使用する版を現像する際にPH12を超える強アルカリ現像廃液が発生するため、特別管理産業廃棄物として回収が義務づけられています。これは人体の健康に悪影響を及ぼし、直接ふれれば肌が荒れるなど有害なものです。印刷時に発生する湿し水廃液は、水質汚濁防止法で定められたBOD、CODなどの基準値を遙かに超えています。水なし印刷はこれらの有害物質の発生が押さえられ、下水に流すこともできるようになりました。

有害廃液の削減で述べたとおり、特別管理産業廃棄物として回収された廃液は焼却処理されています。これらを下水道法での処理が可能となる水なし印刷は、焼却時のCO2もでません。シリコンゴム層を含む刷版も従来のPS版に比べて製造時に発生するCO2が押さえられているため、まさに地球環境対応型の新しい印刷技術といえます。

従来の印刷ではどうしても避けることができなかった印刷網点の潰れで起きる色調の変化も「水なし印刷」では解消。 点の一つひとつがくっきりと再現され、高精細で美しい仕上がりの印刷物を得ることができます。さらに凹凸の大きい上質紙やマット紙、和紙などの場合でもデータどおりの美しい網点を用紙上に確実に再現。より美しい印刷物、より正確な印刷物を求めると、答えは「水なし印刷」にたどり着きます。